テスト問題作問とAIに思うこと

考査前日の日曜日。学校で自習を希望する生徒のために教室を開放しており,今日はその当番。15~20名程度の生徒が登校していた。みんな,頑張って。

さて,ひたすら授業準備などをすすめた。年内くらいはもうめどがついている。さて,年明けに実施予定の校内実力テストの作問に手をつけ始めた。学科担当者が作るテストといえば,年4回の定期考査,そして授業内で担当者の判断で行う小テストだ。数学の作問といえば,手をぬこうと思えば適当な問題集から並べればすぐに完成してしまう。でもそれでは面白くないし,作問を通して生徒達にメッセージが送れる場だと捉えている。
そんなたいそうなことではないかもしれないが,答の値が私の誕生日の値になるように作問している。これは私の数学教員人生17年目?(最近17か18かよく分からなくなってた,多分17年目)でずっと続けている。これにより生徒達に「きちんと私が作問している,適当な問題集から取ってきて終わりとしていない,教員も努力している」というメッセージを送っているつもりだ。感じ取ってくれていないかもしれないが。
もちろん,問題文の設定の数値があからさまだったり汚い値だったりしては意味がない。これが難しい。そうやって紙に作問のために式をかいていくのは楽しい。ただ,最近のAIの登場により,この楽しい作業もAIが一瞬でやってくれるようになった。確かにAIに投げればほんの数秒でかえしてくれる。ただ,もちろん便利で時間短縮にもなるが,一方で数学教員として大切な「何か」を失っているようにも感じる。考えすぎ?でもそんなことはないはず。自分で手を動かし,目標となる答となるよう作問し,出題もあらかさまでなく適切にできたときの喜びは,AIを使っては感じられない。
今日の午後はひたすら校内実力テストの作問をしていたが,AIを使う「使い方」を気を付け,できる限りは手を動かしてみた。時間はかかるかもしれないが,数問でも納得いく作問をすることができた。今後もAIとの上手な付き合い方,自分の成長を阻害しないような使い方を模索していきたい。

コメント

  1. とある高校の数学教師(みんなの勉強レベルをあげたい) より:

    私は青森県で数学教師をやってるものです。
    最近私の高校(あまり偏差値の高くない公立高校)では生徒が確認テストでもAIを使う子が増えて非常に悲しい気持ちに明け暮れています。日々この「違和感」を持ってるのは私だけなのではないか、と思っていたのですが日々見ることを習慣化していたあなたのブログでこの違和感に触れてくださっていて嬉しかったです。答えのないこの問題について〝解“ばかり求めていた私達はどう対応していったらいいのか日々考えていかないといけないですね。※長文失礼しましたm(*_ _)m

    • Ikki より:

      コメントありがとうございます。読んでいただいている方がいらっしゃると知って嬉しいです。どうやってこのブログを見つけられたのでしょうか?
      生徒のAI利用については,11月上旬に総合探究の授業で外部講師をお招きして講演をいただく予定ですし,今後もブログで触れることがあると思います。

  2. とある高校の数学教師(みんなの勉強レベルをあげたい) より:

    私はあまり趣味というものがないのですが強いて言うならブログを見ることなんですよね、(色々な人の人生の断片や伝えたいことを見るのはすごく心に良いことです) 。そしていつも通り散策していると現在の私の気持ちをそのまま表したようなあなたのブログに出会えましたm(*_ _)m

    • Ikki より:

      返信ありがとうございます。
      私は数学教員として17年目,近年はバスケ部顧問としての指導も楽しくなってきた,という教員です。
      バスケ指導についてはある方の発信を勉強させてもらって取り入れています。数学教員としての授業力については,これまで他の先生方の授業見学するとかセミナーに参加するとか自分で勉強するとかしてきましたが,自分が発信することでもしも少しでもどなたかに役立つのであれば,と思ってブログを始めました。
      今後も毎日更新を続けたいと思います。

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